流行性角結膜炎 (りゅこうせいかくけつまくえん)

  流行性角結膜炎は、アデノウイルス8型、19型、 37型によって
  おこる感染症で、主として手を介した接触によって感染します。

   
  約
12週間の潜伏期間を経て白目が赤くになりめやにがたくさん出ます。

   他の結膜炎に比べ症状は重いのが特徴です。。

  
  現在、アデノウイルスに対して有効な薬剤はないので対症療法的に
  抗炎症剤の点眼を行います。

   細菌の混合感染やその予防のために抗菌剤の点眼も行います。


          

  発病から12週間後に、角膜に小さい淡い混濁が出現することがあります。

    → 点状表層角膜炎 
  混濁が出現と同時に、かすみやまぶしさがでることがあります。
  自然消退も多いと言われていますが、この場合はステロイド点眼薬
  を 長めに使用します。

   

 

  

  当院では流行性角結膜炎の診断のため アデノウイルスの抗原を検出する
  目的で
操作が簡単で判定時間が短い診断キットを用いています。

   この検査では特異性が100 %であるため陽性であれば
  アデノウイルス感染が確定です。

   しかし感度が約70 程度なので,陰性であってもアデノウイルス感染は
  否定できません。

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